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新学期がはじまって、またひとつ学年が上がると、こう願う親御さんも増えるのではないでしょうか。「そろそろ文字の多い本を読んでほしい…」。


毎年のように聞こえてくる「子どもの読書離れ」。でもふと我が身を振り返ってみてください。最後に長編小説を読んだのはいつだったか、思い出せない大人も多いのではないでしょうか? これでは子どもにだけ「本を読みなさい」とは言えませんね。


子どもだけでなく大人も読書を楽しむには、「時間」と文字を読んで物語の世界を膨らませる「想像力」、そしてほんのちょっぴりの「根気」が必要です。この3つが揃っていないのに長い作品を読もうとしてもあっという間に挫折してしまいます。「時間」「想像力」「根気」の3つをカバーして、なおかつ面白いおはなしといえば子どものために書かれた児童書がおすすめ。文字も大きく読みやすく、絵もふんだんに描かれているのでおはなしの世界を理解するのにとても役立ちます。1冊一気に読めなくても1日1章を目標にすれば1週間もあれば読破してしまうので「1冊自分で読めた」という成功体験も得られます。


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