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「自分から逃げたいと思った時、仮面が救いになることもある」──鯨井あめ×柿原朋哉/匿名時代の作家対談

2022年9月20日

  •  登録者数140万人超のYouTubeチャンネル「パオパオチャンネル」で活躍してきたぶんけいさん。映像作家、ファッションブランドディレクターなど多くの顔を持つ彼が、新たに挑戦したのは小説の世界だった。


     本名・柿原朋哉名義で刊行した初の小説『匿名』(講談社)は、覆面アーティスト「F」と彼女の歌声に命を救われた25歳の越智友香、ふたりをめぐる物語。素性を隠して活動することで、自由を獲得した「F」。SNSで「F」のファンアカウントを立ち上げ、同好の士とつながる友香。匿名時代を生きるふたりの胸の内を、細やかなディテールとともに描き出している。


     そんな柿原さんと先輩作家による対談企画。第3弾の対談相手は、2020年に『晴れ、時々くらげを呼ぶ』(講談社)でデビューした鯨井あめさん。クリエイターの“匿名性”について、そしてお互いの著書について、じっくり語り合っていただいた。


    (取材・文=野本由起 撮影=干川 修)

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