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夢に向かって真っ直ぐに走り、戦う。自分を捨てない姿がかっこいい!『ご近所物語』/斉藤朱夏のしゅか漫画⑨

2022年9月17日

  • 先日、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」で数々の展示を見てきた。
    その後に作品をもう一度読み返して、溢れた気持ちをここに書こうと思う。


    以前も矢沢あい先生の作品は紹介したので、ぜひそちらも読んでもらえたら嬉しい。


    今回紹介するのは『ご近所物語』(集英社)。
    こんなにも学べて共感できる漫画はなかなか無いと思う。
    『Paradise kiss』(祥伝社)や『NANA-ナナ-』(集英社)についてはまたいつの日か紹介したい!


    『ご近所物語』は、服飾デザイナーを目指す幸田実果子と、同じマンションに住んでいる幼なじみの山田ツトムの紆余曲折を経ながら愛を育み、成長していくラブストーリー。


    この作品は人間関係だけでなく、ファッションの勉強にもなる。
    いろんなものを得られる宝庫だ。


    特に身近な人物とのコミュニケーションについては丁寧に描かれている。
    同じ人と長くいればいるほど、寂しさや怒りの向けどころが難しくなり、
    言葉で伝えなくても分かっていると思って何も伝えなかったり、
    前は素直だったのに、歳を重ねるごとに、言葉が遠回しになったり。
    また、言葉が強くなりすぎて、コミュニケーションをとることが難しくなる。
    近ければ近いほど難しい。
    でも人間は一人では生きていけない、きっとこの難しさが一生隣にいるんだと思う。

    第5巻に出てくる特別編「カラフル」という話がすごく好き。
    実果子が中学生の時のお話。
    学生時代、周りから浮いている子は少し妬まれたりすることもあっただろう。
    学校が世界の中心だし、そこの輪から外れていると
    周りからはある意味宇宙人に見えるのかもしれない。


    その中でも自分を捨てないで生きてる実果子は世界一かっこいいと私は思った。


    夢に向かって真っ直ぐ走る実果子、好きなことを好きって表現できる強さ。
    人と違う生き方をするのは常に戦いの日々なのだ。
    戦う実果子の姿を見て私は、実果子みたいなかっこいい生き方をしたいと心から思った。
    夢を叶えたいから、戦わないといけない。
    強くはないしむしろ弱いけど、戦うんだ。
    そんなことを実果子に教えてもらった。


    私のお気に入りの話をぜひ読んでほしい。
    今戦いたいけど立ち止まってるあなたに。
    きっと実果子が背中を押してくれるはず。


    第10回に続く

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