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渡辺直美の「NEO浮世絵」を筆頭に、着物の魅力を再発見させられる1冊――『KIMONOanne. Vol.4』

2022年11月23日

  • KIMONOanne. vol.4
    『KIMONOanne. vol.4』(TAC出版編集部/TAC出版)

     近ごろ、京都や浅草など「日本らしさ」が映える場所では、着物姿の若者たちを多くみかける。レースの半襟をつけたり、足元にスニーカーやブーツを合わせたり、色使いがポップだったり……とにかく自由でカワイイ! 実は現在、SNS世代の間では着物ブームが進行中。高額だったりルールが難しかったり(初心者にダメ出しする「着物警察」までいた)、なにかとハードルが高かった着物の世界だが、いまは自分らしさを気軽に演出できる自由な世界へと変化しているのだ。渡辺直美の艶やかな着物姿にひきつけられる『KIMONOanne. vol.4』(TAC出版編集部/TAC出版)は、そんな着物おしゃれの「最前線」を知ることができるオススメの1冊だ。


     なんといっても、まず目をひくのは「NEO浮世絵」をテーマにしたという渡辺の表紙と巻頭グラビアだろう。その鮮やかな色使いや高いファッション性は圧巻で、かつて多くの外国人が「浮世絵」に日本の芸術性を発見して衝撃を受けたというが、なんだかこのNEO浮世絵グラビアで、日本人の私たち自身が「KIMONO」の魅力を再発見させられるかのよう。とにかく「今」の着物の世界に勢いがあることを実感するのは間違いない。

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