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「仕事」と「休養」のベストバランスは? 産業医に聞く、パフォーマンスを高めて働くための「効果的な休み方」

  • ただ体を休めるのではなく、仕事のパフォーマンスを上げるための積極的な休み方に注目が集まっています。休日の過ごし方は人それぞれですが、体調を整えて健やかに働くには、どのように休めばいいのでしょうか。


    ビジネスパーソンのための内科・心療内科「Stay Fit Clinic」の院長であり、『産業医が教える 会社の休み方』(中央公論新社)の著者でもある薮野(やぶの)淳也さんに、仕事に支障が出にくく、より効率的に働くための休み方を聞きました。


    薮野淳也先生


    なぜ「休養」が大事?


    どんなにハードワークでも平気な人はいますが、そうじゃない人が多いですよね。働きすぎて体調を崩してしまっては、ちゃんとした社会生活を送れているとは言えません。仕事をする人にとって、「休み方」は「働き方」を考えることです。体調を整え、いい状態で仕事を続けることが大切です。


    休日の「寝だめ」が良くないと聞いたけど…


    休日の「寝だめ」が良くないのは、「ソーシャルジェットラグ=社会的な時差」が関係しています。「土日の2日間、何もしないで寝ていたら体がだるくなった」「ずっと寝ていて体は疲れていないから夜眠れない」といった経験はありませんか。平日の朝7時に起きている人が、土日に朝11時まで寝てしまうと、そこで4時間のギャップが生まれ、そのギャップが仕事のパフォーマンスを下げてしまいます。

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