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作家・原田マハ「SNSでの炎上は現代的な悲劇」。それでも言葉は「とてもありがたいギフト」と信じられる理由《インタビュー》

  • FORTUNE BOOK 明日につながる120の言葉 原田マハ/徳間書店


    『本日は、お日柄もよく』や『楽園のカンヴァス』などの人気作家・原田マハさんの新刊『FORTUNE BOOK 明日につながる120の言葉』(徳間書店)は、ランダムに開いたページに書かれたメッセージが前を向く力を与えてくれるうれしい一冊だ。書き下ろされた言葉は全部で120。もともとは原田さんが発起人をつとめる食のセレクトショップ「YOLOs(ヨロズ)」で販売している「こと葉」(※フォーチュンクッキー)のための言葉をまとめたものだという。「言葉」というものの取り扱いが難しくなっているいま、原田さんに「言葉について」お話をお聞きした。


    ※運勢が書かれた紙片(おみくじ的なもの)が入ったお菓子のこと。アメリカやカナダの中華料理店で食後に出されることが多い。


    「シンプルだけど力強い言葉」を集めた『FORTUNE BOOK』


    原田マハさん  (C)ZIGEN


    ――『FORTUNE BOOK』には、読んでいて心にしみる言葉がたくさんありました。これらの言葉はどんなところから生まれたんでしょう?

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