【行ってみた!】『四畳半神話大系』の鴨川デルタから『琥珀の夢で酔いましょう』登場の醸造所まで。京都が舞台の人気作に登場するスポット「8選」
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京都は物語にあふれている。こう言ってもきっと過言ではないだろう。歴史ある神社仏閣、石畳を歩く舞妓さん、風情ある町家――。そんないかにも「京都らしい」風景はもちろん、ふと目を留めた路地や何気ない建物の片隅にも思わぬ歴史が見え隠れする。一方で、アカデミックな大学の街というイメージを持つ人も多いだろう。さまざまな顔を持つ京都は、何があっても「そんなこともあるかも」と思わせる街だ。今回は、そんな京都のなかで、小説や漫画などの物語の舞台となったスポットをご紹介する。
『四畳半神話大系』の聖地・鴨川デルタ
森見登美彦の人気小説『四畳半神話大系』(森見登美彦/角川文庫)で、繰り返し登場するスポットといえば「鴨川デルタ」だろう。冴えない大学生の主人公「私」が4つの並行世界をさまよい、紆余曲折の末にこの場所で奇想天外なクライマックスを迎える。アニメ化もされた本作により、ファンの間でも人気の「聖地」となっている。
北東から流れる高野川と北西の賀茂川が交わり鴨川となる、その合流地点の逆三角形の領域。「鴨川デルタ」の愛称で親しまれるこの場所は、京都の人々の憩いの場となってきた。