人の悪意を知るのは13歳以降でいい。子どもに猜疑心を抱かせないために必要なこと/子育てのトリセツ

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子育ては思い通りにいかないことの連続で、心身ともにいっぱいいっぱいになってしまうこともありますよね。
そんな時に手にとってほしい、人口知能や脳科学の専門家で、生き方の指南書が好評の黒川伊保子氏による子育て本『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』をご紹介します。
失敗を怒らない、対等に付き合う…黒川氏自らが子育てで実践し、脳科学の裏づけをもとにした目からウロコの子育て法。妊娠中の人、思春期の子どもがいる人、子離れ中の人…子育てのあらゆる段階に役立ち、「一般的」とされている育児の常識を、最新の脳科学と自身の実体験で覆します。
※本記事は書籍『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』(黒川伊保子/ポプラ社)から一部抜粋・編集しました
エナジーバンパイア!
おとな脳には、認知に使う類似事象に、強い傾向が出る脳もある。たとえば、猜疑心が強くて、他人の好意を悪意に変えてしまう脳の持ち主がいる。誰かが誰かのことを「純真なひと」と言ったのに、「あのひと、あなたのことを無神経で子どもっぽいって言ってたわよ」と言い換えてしまうような。