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寒い冬に楽しみたい児童書(2025年2月 新刊&おすすめ絵本)

  • あっという間に3学期も半ば、今年度も残すところ2ヶ月足らずとなりました。進級や卒業が近づいてきた子どもたち。昨春に比べて体も心もひと回り大きくなったのではないでしょうか。その成長に目を細めつつ、今の学年での一日一日をのびのび大切に過ごしてほしいと願うばかりです。


    そんな子どもの成長にあわせて手渡したい児童書をピックアップしました。


    ゲーム機を持っていないことで仲間外れになり、思わず「買ってもらえる」とうそをついてしまったかっぱの小助。『どろろん ようかいの森 お年玉だいさくせん!』はそんな小助の意地らしさに共感し、お兄ちゃんの大助の優しさに心あたたまるおはなしです。


    5年ぶりに被災地にある母方の祖母の家に越してきた小学6年生の真莉愛は、幼い頃に出会った男の子まさきが震災で命を落としていたことを知ります。『まさきの虎』は震災後に生まれた今の子どもたちの心にどう響くでしょうか。


    ほかにも原作オリジナルイラストと新訳で復刊したマージョリー・フラックの名作など、海外の作品も顔を揃えました。

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