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処罰に時間かけるくらいなら…改善案ブレストしない? “いい上司すぎる”魔王のキャラクターはどうやって生まれた?【著者インタビュー】

  • 「ロケットニュース24」で2019年から連載されている『魔王軍はホワイト企業』。当初は他の4コマ漫画シリーズの1エピソードだったものが徐々に人気を博しシリーズ化。昨年末には単行本『魔王軍はホワイト企業』(スガラジカル/主婦の友社)が発売されるなど、人気が広がっている。


    完全週休2日制・充実の福利厚生というさながらホワイト企業の魔王軍と残業も急な変更も当たり前、根性論ですべてを通そうとする勇者軍。お仕事×世界征服コメディの本作。ファンタジーなのに、「このキャラ職場の人とそっくり!」と思わせてくれるキャラクターと“あるある”な職場ネタ満載なのが魅力だ。そんな本作はどう生まれたのか? 著者のスガラジカルさんに話を聞いた。



    ――魔王が失敗した部下を責めることなく、改善のきっかけを促しているのが印象的でした。魔王のキャラクターは、どのように生まれたのですか?


    スガラジカルさん(以下、スガラジカル):そもそもこの漫画自体の話になりますが、シチュエーションはファンタジーなんだけど、出てくるキャラクターの感覚は現代の感覚に当てはめたらどうだろう、という思いがあって。魔王の場合は「もし自分が部下だったらこうしてほしいな」とか、部下を持ったことはないのですが「もしいたらこうするだろうな」という発想で考えました。

    ――学生時代はどうでしたか? 後輩などにはどのように接していたのでしょうか?


    スガラジカル:いましたし、学生時代は運動部の部長をやっていました。でも上からものを言ったり、先輩風を吹かせたりするのが得意ではなくて。後輩からはタメ口を使われていて、部活の風紀が乱れるって苦情を言われていたくらいです(笑)。


    ――後輩からしたら接しやすい部長だったんだと思います。魔王を描く上で難しいと思ったことはありますか?


    スガラジカル:難しいことはあまりないですが、ノリが軽めになるように気を付けています。魔王自身は自分のことをあまり偉いと思っていないので、部下に対しても上から目線の言葉にはならないようにしていますね。


    取材・文=原智香

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