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突如消えたママ友。完璧で幸せだと思っていた彼女の失踪から、自分たちの「ほの暗い感情」に気づく。読み進めるほどにゾッとする“ママ友”漫画【書評】

  • 近年はドラマの題材になることも多い「ママ友」の世界。時にママ友の存在に心を救われることもあるが、面倒ごとやストレスなどのネガティブなイメージも抱きがち。ママ友の世界は、世間が思っているよりもずっと奥が深いのかもしれない。そんな「ママ友」の世界をテーマに描いた漫画を4作品ご紹介しよう。


    引用----


    まとめ記事の目次


    消えたママ友


    その人って本当に、ママ友ですか?


    ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望


    ママ友と付き合わなかったらウチの娘がハブられた


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    消えたママ友


     『消えたママ友』 (野原広子/KADOKAWA)


    第25回「手塚治虫文化賞」短編賞に輝き、宮部みゆきら人気作家たちが激賞を贈ったミステリーコミックエッセイ『消えたママ友』(野原広子/KADOKAWA)。ある日突然、ツバサ君のママである有紀が失踪してしまった。優しい夫に姑、そして可愛い息子に囲まれて幸せそうだった彼女がなぜ――?


    ママ友の間では「男を作って逃げた」という噂で持ち切り。しかし有紀と仲良しだった春香、ヨリコ、友子の3人には、それぞれ思い当たることがあった……。平凡な日常の中に突如訪れた「ママ友の失踪事件」。春香たちはじわじわと自分たちが抱える“ほの暗い感情”に気づき始める。

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