社会から取り残され、母親の介護に人生を捧げてきた少年。漫画から学ぶ「介護」と「認知症」の実情【書評】

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誰にでも起こり得ることで、決して他人事ではいられない家族の介護問題。もしかしたらそう遠くない未来、身近にいる誰かが認知症になり、介護を必要とするかもしれない。要介護者との暮らしは一体どのようなものなのか、介護者は何をすべきなのか。まずは漫画を通して、認知症や介護の実情を学んでみてはいかがだろうか。
まとめ記事の目次
お母さんのおむつを替えた日 ヤングケアラーの見つけ方
認知症が見る世界 現役ヘルパーが描く介護現場の真実
48歳で認知症になった母
78歳母とブロガー娘の 今日からいきなり介護です
お母さんのおむつを替えた日 ヤングケアラーの見つけ方
本来親が担うような家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども、あるいは若者のことを“ヤングケアラー”と呼ぶ。近年テレビや新聞などで取り上げられる機会も増え、急速に社会的関心が高まっているものの、その実態をいまひとつ理解できていない人はまだまだ多いはず。ヤングケアラーの何が問題なのか、それを知るための最初の一歩としてオススメしたいのが『お母さんのおむつを替えた日 ヤングケアラーの見つけ方』だ。