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“背中”で確認! 認知機能低下を簡単にセルフチェックできる「ス・マ・ヌ法」/認知機能改善30秒スクワット

  • 認知機能の低下に気づくきっかけは人それぞれです。「最近、約束の日時を忘れることが多い」「食べたものを思い出せない」――。こうした違和感の正体はもしかしたら、認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」かもしれません。


    MCIは放置すると、4年以内には50%、6年以内には80%が認知症へ進行するといわれています。 ただし、初期の段階で適切な対策をすれば、認知機能を改善し、健常者レベルに戻すことも可能です。


    本書では、著者の20年以上の研究により明らかになった認知症のメカニズムや認知機能低下のセルフチェック法、改善に効果的な筋力トレーニング法などが詳しく紹介されています。


    日常生活に支障は出ていなくても、もの忘れや、同じ話を何度もしてしまうような症状がある人は必見の一冊。認知症改善専門の運動療法士である著者が提唱する『認知機能改善30秒スクワット』をお届けします。


    ※本記事は『認知機能改善30秒スクワット』(本山輝幸/日本文芸社)から一部抜粋・編集しました

     『認知機能改善30秒スクワット』 (本山輝幸/日本文芸社)


    認知機能レベルを確認②『ス・マ・ヌ法』


    『ス・マ・ヌ法』は、背中にカタカナの「ス」「マ」「ヌ」のいずれかを書いて当ててもらうという簡単な方法で、3つの字の形、書き順も似ているという点がポイントです。


    ①文字を書いてもらう方は、筆圧を感じ取れるよう薄手の衣服を着用する。


    ②背中の中央部に20㎝四方のマス目をイメージし、3文字のいずれかを書く。


    ③「今からカタカナでス・マ・ヌのいずれかを書きます」と伝える。


    健常者とMCI の方の背中にこの3文字を2回ずつ、計6文字をランダムに書いて正答率を比較しました。


    結果は、健常者の正答率は約88%、MCI の方は約47%。この結果から、MCI の方は皮膚感覚、触覚、圧覚においても健常者より鈍いことがわかりました。



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