謎解きや脱出ゲームを作るクリエイターで、ポケモン好きとして小学生からの人気も高い松丸亮吾さん。そんな彼のもうひとつの顔と言えるのが、ひらめき学習塾「リドラボ」の塾長です。2025年4月13日に開催された開校2周年記念の特別体験授業では、塾長自ら授業を展開。その内容は一般的な塾とはまったく違っていて、驚きの連続でした。
むずかしそうと思っても、1回はチャレンジする
ひらめき学習塾「リドラボ」は、小学生を対象に、子どもたちの地頭力を育てることを目指す塾。謎解きのクリエイターであり、東京大学発のナゾトキクリエイター集団「RIDDLER」の代表取締役でもある松丸さんが、塾長を務めています。独自のカリキュラムは、リドラボが考えるSPECC(多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・発想力・解釈表現力)を伸ばすために開発されたもの。話を聞くことが中心となる座学とは違い、生徒たちが積極的に発言し、お互いの発言を通じてコミュニケーションを取りながら、一緒に答えを見つけていくスタイルが特徴の一つ。謎解きを楽しんでいるうちに、将来社会で必要とされる力が自然と身につきます。
白衣を着た松丸塾長が会場に入ると、子どもたちや見学に来ていた保護者から「おお〜っ」という嬉しそうな声が。まずは松丸さんから「リドラボ 3つのルール」の説明がありました。
[リドラボ 3つのルール]
1. ストップ、やめてと言われたらやめよう
2. むずかしそうと思っても、1回チャレンジしよう
3. 話したいときは、手をあげよう
これらは授業を楽しく進めるために大事なことなのだとか。学校や一般的な塾にありそうな「静かに話を聞く」というような言葉はなく、子どもたちの発言が授業の軸となるリドラボらしいルールだと感じます。