SNSで実名と関連付けられた表向けのアカウントとは別に匿名性の高いアカウントを持ち、そこで本音や私生活、時には過激な発言を発信する「裏アカ女子」。彼女らの中には、裏アカを本来の自分を表現できる唯一の場所として重要視している人も多いという。
しかし、裏アカの利用には少なからずリスクも存在するのが現実。もし匿名での活動が親しい人間にバレ、それが思わぬトラブルに発展したとしたら――。『裏アカ妻 夫の不倫相手をセッティングしたのは私です』(加藤かと/KADOKAWA)はそんなSNSトラブルを描いた作品だ。
主人公・エイコは、結婚して6年の主婦。毎日家事と育児に追われているが、夫からは感謝もされず、虚しい思いを抱える日々だ。挙句の果てには、セックスレスの夫から「おばさん」と心ない一言を浴びせられる始末。