『目が覚めると百年後の後宮でした 後宮侍女紅玉』(糺ノ森たゆた:漫画、藍川竜樹:原作、新井テル子:キャラクター原案/KADOKAWA)は、時を越えて目覚めたひとりの女性が、後宮に渦巻く陰謀と百年前の真実に迫る、サスペンス仕立ての後宮ファンタジーだ。
かつて皇后付きの侍女として、華やかな後宮に仕えていた少女・林杏(りんしん)。ある春の宴の最中、謎の呪いによって深い眠りに落ちた彼女が目覚めたのは、なんと百年後の世界だった。
人も空気もすっかり変わった後宮で、彼女が最初に出会ったのは、かつての許嫁に瓜二つの青年。事情を知った彼は、彼女に“彩紅玉(さいこうぎょく)”という新たな名を与え、叔母である後宮妃に仕える侍女となってほしいと願う。
再び後宮で生きる決意をした紅玉。しかしそこで待ち受けていたのは、自身が眠りにつく前に仕掛けられていた、深い陰謀の影だった――。