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書店で、図書館で、本棚で。特別な理由もなく手にした一冊にときめき、心震わせ、癒されることがあります。絵本の顔ともいえる表紙と目があった瞬間が、運命的な出会い。でも選んだ理由は偶然ではなく、実は自分の心にあるような気がしませんか。


いっぱいのカラフルなシャボン玉の中で、今の気持ちを選ぶならどんな色? 女の子が静かに入っていくのは、もやのかかった目覚めたての朝の森。 広い青空の下、少年とまっすぐに見つめ合う、見たことのない不思議な生きもの。 小さな男の子の胸にぽっかりと空いている穴、そこから舞い飛んでいるのは−−


みずみずしさ、鮮やかさ、静謐さ、コントラスト。さまざまな表紙絵の作品の中には、読み手が自分の心の奥底を見つめ、問いかけるような絵本もあります。 今の気持ちを映す鏡のような絵本の中から、あなたは、お子さんは、どんな一冊を選ぶのでしょうか。大切な一冊との出会いになりますように。


手を伸ばして触りたくなる本物のような果物たち!皮をむいて食べるまねっこも楽しめる『くだもの らららん』オノマトペや言葉のリズムが心地いい絵本


くだもの らららん 作・絵:金内織恵 / 童心社


■くだもの らららん


作・絵:金内織恵


出版社: 童心社


出版社からの内容紹介


植物画家が、くだものが実るようすをみずみずしく描いたあかちゃん絵本。リアルに描かれたくだものに、思わず手を伸ばしてさわりたくなる絵本です。オノマトペや心地よいリズムとくり返しの言葉は、あかちゃんにくだものの美しさと鮮やかさを届けます。くだものをじっくり見て、とって、皮をむいて、食べるまねっこも楽しめる、くだものの世界に入り込むような感覚を味わえる絵本です。


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