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楽しかった学校生活が一変。グループ内でのいじめのターゲットに… 『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』は苦しくも勇気をもらえる1冊

2024年4月17日

  •  家と学校の行き来する毎日は、学校生活が楽しければ全てハッピーだった。その幸せは、人間関係によってがらりと変わってしまう。学校生活が最高に楽しかった人も、苦しくて仕方がなかった人も『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』(もつお/KADOKAWA)を読むと、小さな人間関係が世界のすべてだったあの頃を思い出すかもしれない。強迫神経症を発症し精神科病院に入院した日々を綴ったコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』(KADOKAWA)の作者が描く、かつて苦しんだ、そしていま苦しんでいる人へ贈るセミフィクションだ。


     みんなで買い物したりお化粧したり、憧れを描いて入学した女子校。クラスの中心的存在であるクラスメートに声をかけられ、憧れのグループに入ることができた主人公・ユイ。憧れのグループで過ごす日々に、このグループに入れて本当によかったと思う。

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