ダ・ヴィンチWeb


子どもにとって母親は非常に重要な存在である。安心と愛を与え、それらが成長の土台となる。幼い時から母親の存在を知らずに育ったのであれば、その存在を欲してしまうのも仕方がないのかもしれない。


『アイノセンビキ 〜ママ活したらママができた話〜』(さと:原作、じゃが:作画/KADOKAWA)は愛を求める血の繋がらない男女の歪な親子物語だ。


出生と同時に母親を亡くした中学生の純は、母親の記憶をなにも持っていない。無償の愛とはどんなものなのか? 母性を求めるあまり、年齢を偽りママ活アプリに登録した純が出会ったのは早紀だった。早紀は純の「母親を求める思い」を受け止め、ママとして不思議な時間を提供する。


純が早紀と再び出会ったのは、純の高校入学祝いの席のこと。早紀が純の父の再婚相手として現れたのだ。


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