乳がんは40代以降の女性に多く見られる。そう聞くと、30代まではそこまで気にしなくても……と考えてしまう人も少なくないだろう。しかし、40代以上に比べたら少ないが20代、30代でも乳がんを発症する可能性は十分にある。疑わしい症状が現れた際に「まだ若いから大丈夫」と決して思い込まず、本書を参考に行動してほしい。
『33歳ママ、乳がんステージ3でおっぱいにサヨナラします 寛解までのポジティブ闘病記』は、33歳で乳がんステージ3と診断された著者が描いたノンフィクションの闘病コミックエッセイだ。著者は結婚5年目に待望の娘を授かり、幸せな育児生活を送っていた。そんな中、左胸にしこりがあることに気がついたが、当初は乳腺炎だろうと気に留めなかった。しかし、病院を受診すると、がんの可能性を指摘される。