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  • 壬生狼につばさ 長舩みずほ/白泉社


    この2人には絶対に幸せになってほしい、いや、ならなきゃおかしいでしょ! 1話読んだだけでそう思わせてくれる運命の出会いがあると、少女マンガを読んでる〜〜!って気持ちになりますよね。6月20日に単行本が発売された長舩みずほ(おさふね)氏の初のオリジナル連載『壬生狼につばさ』(白泉社)は、そんな運命の出会いがばっちり描かれた、ときめきいっぱいの作品だ。



    文久3年(1863年)の京都。一族を滅ぼし、その心臓を奪い山を下りた兄を追う天狗の娘・紫苑(しおん)と壬生浪士組、のちに新選組と呼ばれる剣客集団に属する藤堂平助(とうどう・へいすけ)の出会いから物語は始まる。天狗の心臓は、人を化け物へと変える劇薬。一族の仇を討つため、京都の平和のため、紫苑と平助は協力し、紫苑の兄を追うことになる。


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