不倫や浮気、略奪愛。自分が実際に巻き込まれるのは勘弁してほしいが、漫画やドラマでは気になってしまうという人も多いはず。“人の不幸は蜜の味”というが、スキャンダラスな不倫劇はいつの時代も人気だ。
さらに、そういった泥沼劇の先にある勧善懲悪やスカッと感を求める人にオススメなのが、『やっと離婚できる でもお前たちは幸せにはさせません』(もっち:原作、辻ともすけ:漫画/KADOKAWA)だ。
結婚し専業主婦の道を選んだものの、娘の出産・育児を経て次第にモラハラ化していく夫に悩まされる本作の主人公・由衣。ある日の娘の一言からようやく離婚を決意した彼女の背を押すように、パート帰りの由衣は偶然にも街で女性と浮気する夫の姿を目撃してしまう。
元々気持ちが離れかけていたのもあってか、由衣はショックを受けた一方で、咄嗟の判断でふたりの写真を撮ることに成功。どうやら相手は以前その関係を怪しんだ、夫と同じ会社に勤める女性部下のようだ。女手ひとつで娘を育てる決意を新たにした由衣は、ふたりからきっちり慰謝料を取るべく水面下でいろんな作戦を画策し始めるのである。