ダ・ヴィンチWeb
  • 7月14日、21日、28日の深夜24時30分から、テレビ東京で「TXQ FICTION」第3弾『魔法少女山田』が放送される。「TXQ FICTION」は、実験的なフェイクドキュメンタリー番組のレーベル名。これまでも、55年前に行方不明になった女性の公開捜索番組『イシナガキクエを探しています』、ある家族への謝罪番組の真実を追う『飯沼一家に謝罪します』が放送され、大きな話題を呼んだ。


    TXQ FICTIONの演出・プロデューサーであるテレビ東京の大森時生氏、大森氏とともに「恐怖心展」を企画・制作しているホラー作家の梨氏、両名と親交の深いホラー作家の背筋氏を交え、同番組の見どころに迫る。



    ■ホラーの仕掛け人3名の共通点は?


    ————今回集まっていただいたお三方は、ホラーを中心にさまざまな分野で活躍されています。そもそも皆さんは、どういうきっかけで出会ったのでしょうか。


    大森時生氏(以下、大森):僕と梨さんが最初にご一緒したのは、『このテープもってないですか?』という番組でした。梨さんのnoteを読んでファンになり、一緒に番組をつくれたら面白いだろうなと思い、お声がけしたんです。


    梨氏(以下、梨):『このテープもってないですか?』と、大森さんがプロデュースしたAマッソさんのお笑いライブ『滑稽』の構成をほぼ同時並行でやらせていただきました。私と背筋さんとの出会いは、背筋さんからDMで凸られたのがきっかけです。今では一緒にアイスやパフェを食べに行く仲です。


    背筋氏(以下、背筋):ずっと梨さんのファンで、大森さんと制作した番組ももちろんすべて拝見していました。それでファンレターを送ったんですよね。まだ『近畿地方のある場所について』の書籍化も決まっていませんでしたが、「よければ読んでみてください」と。


    梨:URLが届いて、実際読んでみたらすごい怖くて。これ新手のスパムかなって思いました(笑)。


  • 続きを読む