
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年8月号からの転載です。

総合ランキングでは1位の『大阪・関西万博ぴあ』をはじめ4点の万博ガイド本がランクインした。これからの梅雨や盛夏の動向が気になる。『大ピンチずかん』もシリーズ全3点が4月に引き続いてランクイン。本屋大賞の『カフネ』も引き続き上位に。
谷川俊太郎さんが亡くなったのは昨年の11月だが、著作や関連書の刊行が続いている。総合9位の『100分de名著『谷川俊太郎詩集』2025年5月』は古今東西の名著を25分4回で紹介するテレビ番組のテキスト。批評家で随筆家の若松英輔が読み解く。
注目は総合14位の『私が見た未来 完全版』だ。2021年に刊行されて以来ロングセラーとなっている予 知夢を題材にしたコミックである。25年7月に日本で大災害が起きるという記述があり、その影響で香港からの来日客が減って、航空会社は秋まで減便するという(毎日新聞5月15日)。1冊の本がそんな大きな影響を与えるとは。世紀末の『ノストラダムスの大予言』騒動を思い出す。予言や予知夢を信じるかどうかはともかく、災害への備えは忘れずに。