※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年8月号からの転載です。
来年、結成30周年を迎えるEGO-WRAPPIN’。音楽活動を続けられた理由は“互いの尊重”だと話す。
中納良恵さん(以下、中納):若い頃は野心や貪欲さがありすぎて、力が入りすぎていたんです。だからこそ強引なところもあったんですが、つねに森くんを尊重することは大事にしていました。森くんは私と対照的で、最初から肩の力が抜けていたんですよ。それがすごく居心地がよくて、安心できたからこそ続けられてきた気がします。
森雅樹さん(以下、森):よっちゃん(中納)という類稀なる才能は、惜しむことなくいろんなところに解放したほうがいいと思うんです。だからこそ、EGO-WRAPPIN’は家のような感じで存在し、僕はその主を任せてもらっている感覚で。それが僕の大きな自信にもなっていますし、僕にとっても大切な場所なので、今後もマイペースに続けていきたいですね。