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仕事やキャリアに迷っている人、自分の働き方にモヤモヤしている人にぜひ読んでほしいのが『勤労ロードショー 今日も財布がさみしくて』(まぼ/KADOKAWA)である。


本作は、多種多様な職場を渡り歩いてきた作者・まぼさんのリアルな経験が、ユーモアと温かさを交えて描かれたコミックエッセイだ。読み終えると、日夜働く自分を褒めたくなるような前向きな気持ちになれる。


作者・まぼさんは、試食販売アルバイトの高校時代からワーキングマザーとして働く現在にいたるまで、さまざまな仕事を経験してきた。蕎麦屋、キャバクラ、ゲイバー、図工教室の先生、設計事務所、船上のバー…。どの職場でもその職場なりの悲喜こもごもがある。そんな勤め人としての喜びや葛藤の日々を描いた、渾身の1作だ。


新たな仕事を始める時の緊張感や就活の悩みなど、どれにもリアリティがある。思わず「わかる!」とうなずきながら読み進めてしまうだろう。


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