俳優の上坂樹里が、20歳の誕生日を迎えた7月14日に、初の写真集『日日是好日』(幻冬舎)を発売した。10代最後の姿を収めた本作には、ありのままの自分を映し出したカットが詰まっている。さらに、来春放送のNHK連続テレビ小説『風、薫る』では、見上愛とのダブル主演が決定。注目を集める上坂に、写真集に込めた思いや朝ドラオーディションの舞台裏、本好きな彼女ならではの読書と演技のつながりについて話を聞いた。
“ありのままの姿”を見せられたら
——本作は上坂さんにとって初めての写真集となりますが、出版のお話を聞いたときの心境はいかがでしたか?
上坂樹里さん(以下、上坂):写真集を出すことは一つの夢でもあったので、それを20歳という大切な節目に叶えられると聞いて、本当にうれしかったです。写真集は、いつも応援してくださっているファンの皆さんに届けられる特別なもので、「いつか出せたらいいな」という気持ちは、ずっと持っていました。
——『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』というタイトルはご自身で考えられたそうですね。どんな思いを込めたのでしょうか?
上坂:「日日是好日」という言葉には、“人生には良い日も悪い日もあるけれど、その日その日を大切に受け止める”という意味があります。私自身、そのときにしか感じられないことや、そのときの気持ちを日々大切にしたいと思っているので、その思いをタイトルに込めました。漢字5文字の並びもすごく好きで、迷いなくこのタイトルに決めました。