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恐ろしい怪異の謎をめぐるホラーミステリー、それが『夜行堂奇譚』(立藤灯:漫画、嗣人:原作/KADOKAWA)だ。


物語は、堅物の公務員・大野木が、怪異現象のクレームを扱う部署に配属されることから始まる。霊能者を探して彼がたどり着いたのは、人ならざる謎の店主が営む骨董屋・夜行堂。そこで店主の使い走りをしていた千早と引き合わされ、ふたりで怪異事件に挑むことになる。


千早は事故で失った右手で死者の霊に触れることができ、その姿を見ることもできるが、怪異を祓う力は持っていない。一方の大野木は、オカルトなどまったく信じていなかった生真面目人間だが、なぜか怪異に好かれやすい体質。


そんな凸凹バディが怪異に立ち向かい、救いへと導いていく。


人が消える地下道、飛び降り自殺が頻繁に起こる団地の一室、主を探す妖刀……本作では、恐ろしい怪異が奇怪な現象を巻き起こす。


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