『古代人の教訓 視野が広くなる、世界最古の教え』(大城道則/ポプラ社)第2回【全4回】
4000年以上前の古代人は、すでに現代人が抱える仕事や日常の悩みを解決していた! 本書での「古代人」とは、古代ギリシアのソクラテスやプラトン、アリストテレスでもなければ、古代中国の賢人、思想家、哲学者の孔子や老子でもなく、ゲーテやニーチェよりもはるか昔に生きていた古代エジプト人のこと。現代人が抱える悩みを解決するヒントとなる、古代人が残した44の格言を紹介する『古代人の教訓 視野が広くなる、世界最古の教え』から、一部を抜粋してお届けします。
格言3 言い返す前に一晩眠る
激しくまくしたてる男とは言い争いをするな。言葉で彼を挑発するな。敵を目の当たりにしたときには一息入れ、攻撃者の前では一旦譲歩しなさい。言い返す前に一晩眠るのです。そのときの怒れる男は、まるで藁のなかの炎のごとく燃え上がっているものです。彼から距離を置き、一人にしてあげなさい。神は彼を導いてくれるはずです。もしあなたが心してこれらの言葉とともに人生を送るならば、あなたの子供たちもそれらを守るでしょう。(「アメンエムオペトの教訓」より)