※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年9月号からの転載です。

今回のテーマは「サンドイッチ」です。「短歌ください」的には、たまごサンドがいちばん人気でした。
●コンビニのサンドイッチのパンとパンだけになってる最後のひとくち
(夏風かをる)
そうなりますね。死の直前を意識するように、「最後のひとくち」がはっきりと捉えられている。
●大きなる野球グローブあらわれてサンドイッチをキャッチするかも
(公木正)
北原白秋の「大きなる手があらはれて昼深し上から卵をつかみけるかも」のパロディか。「サンドイッチ」「キャッチ」の押韻も効果的。

●コンビニのたまごサンドはむったりとしてない母が作ってないから
(村川愉季・男)
つまり、「母」が作った「たまごサンド」は「むったり」している。というか、「母」という存在そのものが「むったり」しているのかも。