「夫公認の不倫」でも罪悪感に苛まれる…婚外恋愛に翻弄された主婦の行く末は?
2024年9月9日
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平穏な生活をおくる主婦が足を踏み入れた、パート先の店長との不倫沼。「この恋が心の隙間を埋めてくれる」そう思っていたのに、罪悪感で息ができなくなる。どこで間違えてしまったんだろう、と後悔しても時間はもう巻き戻らなくて…。『夫の公認なら不倫してもいいですか?』(グラハム子/KADOKAWA)は、「夫公認の不倫」がテーマだ。
「公認不倫」と聞くと、ポジティブで割り切った恋愛をなんとなく想像しないだろうか。しかし本作ではそのイメージとはまったく真逆の、不倫によって心身ともに追い詰められていく女性の姿が描かれていく。
主人公のかなは、夫と娘の3人家族で暮らす主婦だ。ある日、かなのパート先に若い店長が赴任してくる。かなは店長を「心の癒し」として好ましく思っていたが、泊りがけの出張へ同行できないかと誘われ、混乱してしまう。
結局ふたりはその出張中に「そういう関係」になってしまい、その火遊びはかなの夫の知るところとなる。しかし夫は「悟られないようにうまくやってくれればいいから」と言ってかなの不倫を許すのだった。