雑誌やテレビ、ラジオでも「当たる」と評判の占術研究家・水晶玉子さん。今年も、販売累計76万部突破の大ヒットシリーズ「水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦」の最新版『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2026』(水晶玉子/集英社インターナショナル)が発売された。
オリエンタル占星術とは、真言宗の開祖・空海が中国から持ち帰った宿曜経(しゅくようきょう)という占いと、その源となったインド占星術をミックスしたもので、生年月日から導き出す27の「本命宿」タイプ別に運勢を読み解くものだ。
本書では、「27の本命宿ごとの全運勢 & 365日メッセージつき開運暦」はもちろん、おなじみゲッターズ飯田さんとの「どうなる!? 2026年大予測」対談、「27宿×12星座 2026年運勢ランキング」、「2026年 HAPPYを引き寄せる運命の相性辞典」に、今年は動画つきの「めくって開運!! おみくじシール」など、充実の内容が楽しめる。
新しい時代が見えてくる2026年、どう生きる? 水晶さんにお話をうかがった!
■星宿の2026年は、それぞれが「新たに目指すべきもの」を見つける年
──2025年の占いも、これぞ的中と思えるニュースがたくさんありました。
水晶玉子氏(以下、水晶):2020年から、「大きな時代の曲がり角だから、曲がり切るには数年かかります。2025年には、角を曲がった先がいろいろ見えてくると思いますよ」と言ってきました。実際、世界の在り方が変わってきましたね。これまでとは正反対になった価値観もたくさんありました。
2025年はオリエンタル占星術では、「柳宿(りゅうしゅく)」の年で、「専門性を極める」という傾向が生まれる年。たとえば医療や農業など、今まで当たり前だと思っていたものを専門的に突き詰めてみると、問題が表に出てきたという分野もありました。さらに、柳宿は蟹座に属する星座ですし、西洋占星術でも、世の中のトレンドを表す木星が、「ファミリー」や「ルーツ」などを象徴する蟹座に入っています。たとえば、「まず自分の国のことを考えよう」という発想は世界の潮流ですよね。いったん自分の足もとを見て、それぞれのアイデンティティについて考える。そうすることで、隠れていたものが明らかにされるという流れが、世界を変えているのだと思います。
「三歩進んで二歩下がる」とも言うように、いろいろ考え、行き過ぎたことを修正しながら進んでいくために、今、過去を振り返ったり、保守に振れたりしていることは、悪いことではないと思いますよ。2026年の前半くらいまでは、「過去に起きたことが掘り返される」という今の潮流は続きそうですね。
──2025年7月5日は、予言のとおりにならなかったようでほっとしていますが……。