ダ・ヴィンチWeb - ワラウ

「2024年本屋大賞」決定!! 大賞は宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』 全ノミネート作の順位を発表!

2024年4月10日

  •  全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2024」の受賞作が4月10日決定した。


     21回目となる今回のノミネート作品10作の中から大賞に選ばれたのは、宮島未奈氏の『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)


    成瀬は天下を取りにいく
    『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈/新潮社)

    【あらすじ】  同作は、第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞した短編小説「ありがとう西武大津店」を含む宮島未奈のデビュー作だ。


     舞台は滋賀県。主人公の成瀬あかりは、いつも唐突におかしな挑戦を始める。あるときは坊主にして髪の伸びる長さを実験したり、またあるときは幼馴染を巻き込んでM-1に挑戦したりと、成瀬ワールド全開の爆走物語が繰り広げられていく。


     一体、成瀬のバイタリティはどこからくるのだろうか…。同作を読めば、いつの間にか成瀬を身近に感じ、希望と勇気がもらえるだろう。ちなみに2024年1月には、同じく成瀬を主人公にした新作『成瀬は信じた道をいく』が発売。興味のある人はこちらもチェックしてみてほしい。

    続きを読む