ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年11月号からの転載です。



今回の舞台となるのは、あの坂本龍馬を生み出した「高知県」。幕末の英雄のイメージそのままに、高知にはエネルギッシュな空気が漂っている。酒席が盛り上がる「可杯」、国内外にも広がる「よさこい祭り」など、伝統文化にもパワフルなものが多い。そんな高知に暮らす人々はどんな本を愛読しているのだろうか。本棚に並ぶタイトルを少しだけ覗かせてもらった。


構成・文:イガラシダイ イラスト:千野エー


やなせたかし記念館の皆さん


©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV


『やなせたかし先生のしっぽ やなせ夫妻のとっておき話』 (越尾正子/小学館)1980円(税込)


ささやかな日常、仕事、そして闘病について。やなせ夫妻にまつわる温かな思い出を秘書が綴る。「秘書としてやなせを一番近くで支えた著者でしか知り得ないエピソードが満載。妻の暢さんとの夫婦関係や人気作家となったやなせの日常生活の裏側が垣間見える一冊」


『やなせたかしの生涯アンパンマンとぼく』 (梯久美子/文藝春秋)770円(税込)


祈りと哲学を込め、アンパンマンを生み出したやなせたかし。光を信じ続けたその生涯とは。「やなせが編集長を務めていた『詩とメルヘン』に詩を投稿し、やなせファンが高じて同誌編集部でも働いていた著者によるやなせの評伝。筆者が唯一“先生”と呼ぶやなせへのリスペクトが溢れた本」


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