
2025年9月30日(火)、ダ・ヴィンチWeb主催「月イチ立ち読み読書の会Vol.3」が開催された。これまでオンラインで開かれてきた本企画としては、今回が初めてのオフラインでの実施。会場には、20名を超える読書好きの参加者が集まった。
▶初のオフライン開催! みんなで一斉に、課題図書を40分間”立ち読み”
▶「睡眠」を軸に描く、お仕事小説が出来上がった背景
▶装丁のこだわりや作者像に迫る質問が続々
▶心からの感謝と、次回開催への期待を込めて
初のオフライン開催! みんなで一斉に、課題図書を40分間”立ち読み”
「月イチ立ち読み読書の会」は、課題図書を一緒に40分間”立ち読み”し、語り合うというユニークなコンセプトの読書会。今回は、なんと初のオフライン開催。
この日の課題図書は、9月26日にポプラ社から刊行された畑野智美さんの『宇宙の片すみで眠る方法』。婚約者を事故で亡くした主人公が、デパートの寝具売り場で働きながら眠れない人々と出会う物語だ。特別ゲストとして本作の担当編集者・小原さやかさん(ポプラ社)が登壇した。

挨拶を終えると約40分間、参加者全員で本を”立ち読み”する時間が始まった。各々が思い思いのスタイルで物語の世界に没頭していった。カバーを外して読む人、手に持って読む人、ゆったり腰掛けて読む人、机に置いて読む人、パソコンでメモを打ちながら読む人……。BGMが静かに流れるなか、会場は穏やかでありながら集中した空気に包まれていた。
「睡眠」を軸に描く、お仕事小説が出来上がった背景
読書タイムが終わると、ダ・ヴィンチWeb編集部メンバーが、本作のゆるやかな優しさとスリリングな展開に「続きが気になって仕方がない」と感想を述べ、作品の構想について小原さんに尋ねた。