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  • 飼い犬に腹を噛まれる 彬子女王:著、ほしよりこ:絵/PHP研究所


    英国留学記『赤と青のガウン』が大ベストセラーとなった彬子女王殿下。文章から滲み出る好奇心旺盛で親しみやすいお人柄に魅せられ、多くの日本人がすっかりファンになってしまった(本の大ヒットを受けて出演された「徹子の部屋」も「オールナイトニッポンPremium」も等身大の親しみやすさがとても素敵だった)。いい意味で私たちの「プリンセス」のイメージをすっかり一新、皇室そのものまでとても身近な存在に感じさせてくれたのは間違いない。


    このほどそんな彬子女王殿下の待望の新刊エッセイ『飼い犬に腹を噛まれる』(PHP研究所)が発売。10日で10万部超のベストセラーとなり、大きな話題となっているのをご存じだろうか。


    「え!?」と思うタイトルと「姫はぼくのもの♡」とつぶやくかわいいワンちゃんの絵が目に飛び込んできて、手に取るだけでも思わず笑顔になってしまう本書は、彬子女王殿下が朝日新聞と京都新聞で連載されていた47のエッセイをまとめたもので、ひとつひとつのエッセイには『きょうの猫村さん』で人気のほしよりこ氏の素敵な挿絵がついている。端正なのにどこかユーモラスな文章はさすがの彬子女王殿下。飾らないプリンセスの「日常」にクスッと笑ってほんわかして、ますますファンになってしまうに違いない。


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