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相手の浮気や気持ちのすれ違いが原因で離婚に至った場合、多くの人は「何かしらの兆候があったはず」と考えがちだ。しかし、普段と変わらない態度や会話の中に異変を感じ取るのは案外難しいもの。後から振り返って「そういえば」と思い出す場合もあるが、その時点では気づけない人は多い。


『産後10日でホームレス 浮気夫に家も息子も奪われました』(Sumi:著、あいか:原作/KADOKAWA)は、まさにそんな状況に直面した女性が、理不尽な現実の中で母親として強く生きようとする姿が描かれている。


主人公・翔子は、幼い娘を連れて再婚したばかり。優しい夫と3人で穏やかな日々を過ごしていた。やがて、夫との間に待望の子どもが誕生。出産にも立ち会ってくれた夫と幸せを噛み締める……はずだった。産後から10日経ち、夫の態度が突然豹変。娘と出かけた隙に家から閉め出され、はっきりした理由も告げられぬまま、「離婚だ」と一方的に突きつけられてしまう――。


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