※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年12月号からの転載です。

ジャンルレスな楽曲を圧倒的な歌唱力と独特な歌声で自身の世界の色に染める超学生。待望のアルバム『アンフィテアトルム』は、それぞれ楽曲制作者が違うにもかかわらず、統一感のある1枚となっている。
「僕はスチームパンクの世界観がすごく好きなんです。それに、いつも歌っている楽曲のジャンルも、エレクトロスウィングがベースとなっているので、いつか装飾やセットなどすべてをスチームパンクに統一した、まさにコロッセオ(=アンフィテアトルム)のような会場でライブをやりたいと思っていて。それがリード曲、アルバムタイトルへと繋がっていきました。クリエイターの方々による楽曲を最初に聴いたときは、みなさんがものすごく超学生に寄り添ってくれたことに感動しつつも、超学生自体が〝もっとこうあるべき〟という姿も見えましたし、楽曲によって自分の能力が引き出された感覚もあり、すごくいい経験となりました」
今作には彼の自作曲も収録している。