
子どもを慌ただしく送り出した後はひとりの時間に向き合って、そして家族との時間も大切にする。そんな日常生活を描いた『いってらっしゃいのその後で』の続編が『いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編』(ツルリンゴスター/KADOKAWA)だ。前作からさらに成長した子どもとそれを見守る親の、なんでもないけど愛おしい日々の瞬間を描いたコミックエッセイである。
小さい子どもがいる生活で、親は自分を中心に考えることは不可能だ。しかし主人公は、心は気ままなひとり暮らしで自分らしさを忘れずにいようと、世間で言われている「こうあるべき」に縛られない生活を実践。そして続編となる本作では、3人の子どもが全員小学生になり、引っ越しや仕事の変更を経た一家の日常と成長が綴られる。