ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年12月号からの転載です。



数々の名作アニメーションを手掛けてきたアニメーター土屋堅一氏の技術と思想を探る『原画に学ぶアニメ作画 アニメ『アン・シャーリー』と土屋堅一の世界』が10月17日に刊行。その発売を記念して、土屋氏に本書への想いを伺った。


―アニメ『アン・シャーリー』が9月末に最終回を迎えましたね。本作についての印象はいかがでしたか?


「関わる前はちょっと敷居が高い文学的な作品なのかと思っていましたが、いざ向き合ってみたら、ハチャメチャなキャラクターがたくさん出てきて(笑)。振り返って考えてみると、エンターテインメントがすごい密度で固められている作品だなと感じました。それが本作の魅力でもあると思っています」


―アンの成長も本作の見どころのひとつでした。


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