
『異世界転生したサレ妻ですがクズ夫を捨てて幸せを掴むことにしました』(綾束乙:原作、酒井美羽:漫画/KADOKAWA)は、夫に虐げられ続けた妻が、新たな世界で本当の幸せを手に入れる物語だ。
主人公・美奈絵は、結婚して以来、夫・勝登の暴力と浮気に苦しめられてきた。ある日、勝登のよそ見運転が原因の交通事故で夫婦そろって命を落としてしまうが、目を覚まし、しかも異世界に転生していた。伯爵夫人・ルミナエとして転生した美奈絵は、夫の勝登は伯爵として転生していた事実を知り、前世でも今世でも彼から逃れられない現実に絶望する。
しかし、運命は思わぬ形で動き出す。夫の前妻の墓を訪ねたルミナエは、そこで出会った前妻の弟・エルヴァンから魔術の手ほどきを受けることに。彼の優しさに触れたルミナエは、かつての怯えていた自分を捨て、新たな世界で自由を手に入れることを決意する。