
「次にくる“主従”大賞2025」があれば、ぜひ1位を授与したい。
『捕虜英雄 ~捨て駒にされた剣奴は敵国で成り上がる~』(海空りく:原作、真じろう:漫画/白泉社)は、本来出会うはずのなかった二人が、後に英雄譚として語られるという「ワクワクが止まらない」新時代のファンタジー漫画だ。
捨て駒として戦争に駆り出された少年が、敵国の王女に見いだされる


魔力を持たないものは「劣等種」として奴隷生活を強いられるユースタシア魔法帝国。その国で魔術が使えないディノは、コロシアムの剣闘士として「殺すか殺されるか」という地獄のような生活を強いられていた。
17歳になったディノは戦争に駆り出される。負け戦の中、魔術師たちを無事に退避させるための捨て駒として、殿(しんがり)を務める役目だった。