ダ・ヴィンチWeb


ある日突然、我が子が学校に行かなくなってしまったら――そのとき、あなたはどう向き合うだろうか。『娘に死にたいと言われました 不登校の理由』(とーやあきこ/KADOKAWA)は、前触れもなく唐突に「死にたい」と言って不登校になった娘と、その理由を探る母親の苦悩を通して、親子の葛藤と再生を描くセミフィクションだ。


「あーあ、なんかもう…死にたいかも」


優等生だった小学5年生の娘はそう呟いた日を境に、学校に行かなくなってしまう。成績も良く友達もたくさんいて、親とも良好な関係を築いていたはずの娘が、なぜ学校を休むようになったのか。原因もきっかけもわからないまま、ただ不登校という現実に直面する母親。どうして? 何がいけなかったの? 自分を責めながらも娘のそばに寄り添おうともがき、向き合っていく。


  • 続きを読む