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日本では「繊細さん」などと訳される「HSP」。「ハイリー・センシティブ・パーソン」の頭文字を取った呼び名で、病気ではないが、先天的に感受性が強く敏感な気質を持っているために、周りに気を使いすぎてしまう、周りと比べたときに自己嫌悪に陥ってしまうなど、生きづらさを感じてしまう性質のことだ。『新人は自称HSP』(はむら芥/KADOKAWA)は、「自分はHSP」と公言する新入社員に周りが振り回される物語である。


入社5年目の加藤は、新入社員ふたりの教育係を任される。その新人のひとり、高瀬に対する第一印象は「明るくて素直そうな子」であったが、任せた仕事の粗さが目に余り、その理由をそれとなく本人に探ってみる。すると高瀬は、生まれながら気を遣いすぎる気質のため、加藤が忙しそうにしていたから質問できなかったと説明。それを聞いた加藤は新人だからと納得しつつ、業務ひとつひとつに意味があることを丁寧に優しく伝えると、高瀬の表情が一変して逆ギレしたような態度を取り、さらに「自分はHSPだから配慮してほしい」と訴えるのだった。


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