※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年1月号からの転載です。

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌『笑ったり転んだり』を歌うハンバート ハンバート。よりドラマに寄り添う楽曲を作るために、佐藤は小泉八雲の妻であるセツが書いた『思い出の記』を読み込んだと話す。
佐藤「『ばけばけ』はこの短い本を芯に作られているので、セツがイメージできるまで繰り返し読んでいきました」
佐野「セツさんが八雲と生きたのは明治時代ですが、令和に生きる私たちが思っていることも描写されている気がしたんです。だからこそ完成した曲も、自然と今の時代とリンクしました」
朝ドラの主題歌というと快活な曲のイメージが強いが、この曲は彼ららしい、温かくて優しい仕上がりだ。
佐藤「僕自身、“私たちは派手な曲、元気な曲を作れないので、渋い曲になりますがいいですか?”と聞きました(笑)。そこで制作側からいつも通りでいいと言っていただいたので、安心しました」