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清掃工場の思い出(後編)/絶望ライン工 独身獄中記⑱

2024年5月15日

  • ほうじ茶を淹れて、温かい部屋に戻った。
    パソコンを開いて動画投稿サイトを眺め、皆からのコメントを読みながら一服つける。
    隣ではキツネ色の小動物が、ぐうぐうと寝息を立てて丸まっていた。
    そういえばメッセージが来ている。見知らぬ女性からである。今度飲みに行きませんかと、お誘いの内容だった。
    返信はしない。迷惑だなと難しい顔を一応作るが、内心はそうでもない。
    しかし今は女性と飲みに行くよりも、ずっと楽しいことがある。
    日々の暮らしである。
    働き、飯を作り、動画を撮り、原稿を書き、たまに曲を作る。
    世の中に必要とされる喜びを1秒たりとも逃したくはない。
    この執着心をどうやら、幸せと呼ぶらしい。


    ほうじ茶を淹れて、温かい部屋に戻った。


    パソコンを開いて動画投稿サイトを眺め、皆からのコメントを読みながら一服つける。


    隣ではキツネ色の小動物が、ぐうぐうと寝息を立てて丸まっていた。


    そういえばメッセージが来ている。見知らぬ女性からである。今度飲みに行きませんかと、お誘いの内容だった。

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