第174回(2025年下半期)芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月14日(水)、都内で開催され、「芥川龍之介賞」は鳥山まこと『時の家』、畠山丑雄『叫び』に決定した。
【第174回芥川賞受賞作品】
■鳥山まこと『時の家』

【あらすじ】
ここで暮らしていた人々の存在の証を、ただ、描きとめておきたい。青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。
【プロフィール】
1992年生まれ。京都府立大学卒業、九州大学大学院修士課程修了。2023年「あるもの」で第29回三田文學新人賞を受賞しデビュー。