ダ・ヴィンチWeb


もし自分の子どもの名前が、夫の裏切りの道具にされていたら? 『夫が娘の名前で不倫していました』(Satsuki:原作、乙葉一華:漫画/KADOKAWA)は、夫の異常な不倫に気づき、離婚を決意したサレ妻の奮闘を描いた物語だ。


夫は家事も育児も一切せず、家庭には無関心。空いた時間はすべてゲームに費やし、多額の課金をするほどのめり込むようになっていた。小遣いを使い果たすだけでなく、ついには家のお金にまで手を出す始末。そんなある日、娘が高熱を出したにもかかわらず、夫は会社の懇親会があると言って出かけてしまう。そして朝帰りした夫を不審に思い、隙を見てスマホを確認するとゲームの中で娘の名前を使い、不倫していたことが発覚する。怒りと嫌悪に押しつぶされそうになった妻は離婚を決意する。


本作がただの不倫話では終わらないのは、その不倫に娘の名前が使われていたという点にある。守るべき存在の名前を欲望のために使う。その行為が示す夫の身勝手さと歪んだ思考にゾッとしてしまった。


  • 続きを読む