
サンミュージックプロダクションに所属する若手の漫才コンビ・無尽蔵は、ボケの野尻とツッコミのやまぎわがどちらも東大卒という秀才芸人。さまざまな物事の起源や“もしも”の世界を、東大生らしいアカデミックな視点によって誰もが笑えるネタへと昇華させる漫才で、「UNDER5 AWARD 2025」では決勝に進出・「M-1グランプリ」では2024年から2年連続で準々決勝に進出し、次世代ブレイク芸人の1組として注目されている。新宿や高円寺の小劇場を主戦場とする令和の若手芸人は、何を思うのか?“売れる”ことを夢見てがむしゃらに笑いを追求する日々を、この連載「尽き無い思考」で2人が交互に綴っていく。第30回はやまぎわ回。
第30回(やまぎわ)「素人は黙っとれ、は芸人として正しい態度か」
この記事にたどり着くあなたは、日々自身の肩書を問う「プロの芸人」でしょうか。それとも、お笑いが大好きなゆえに色々と考えてしまう「素人」の方でしょうか。
こんなことを尋ねておいてですが、僕は芸人における「プロ/素人」という線引きは、論争に耐え得るほどの実体を持たない概念だと思っています。