
新進気鋭のクリエイター・おけべち氏(@okbechi)によるオリジナル連載『苦手なコーヒーをわかりたい』は、苦手なコーヒーをあえて趣味に掲げた奮闘の記録。それまでは「コーヒーの味がする」「せいぜい“苦いかすっぱいか”が分かる」程度の感想しか持てなかった著者だが、その感覚が変わるきっかけが描かれている。
それは「コーヒーをわかりたい!!」と思い始めてから半年ほど経った頃のこと。コーヒー通の友人たちと専門店へ訪れた著者は、「好みが分かれる」という店員さんの言葉に惹かれ、ケニアの浅煎りアイスコーヒー(ハンドドリップ)を注文した。
口に広がるのは、コーヒー豆の茶色い印象からはかけ離れた味と香り。複雑な味からはフルーツのような酸味も感じられる。ふと「いつもよりおいしい気がする…」という言葉が脳裏をよぎるが、まだ油断はできない。著者いわく、最初の一口は「知的好奇心によるボーナスタイム」。はじめは新鮮さからおいしく感じても、飲み進めるうちに苦手な部分に意識が向き、気付けば我慢している自分がいるのだという。